「氷雅(ひょうが)お兄ちゃん出来たよ」 20分後。作ったお茶漬けをおぼんに乗せて氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの部屋に再び入る。 「なんだ、茶漬けかよ」 いつもの長袖Tシャツに着替えた氷雅(ひょうが)お兄ちゃんはベットに座ったままぶっきら棒に言う。 「嫌なら無理して食べなくていい…」 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんはおぼんごと手に取る。 「立ったままじゃ疲れるだろ」 「隣、座れよ」 「あ、うん」 私が氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの隣に座ると、 「お前、飯は?」 そう尋ねてきた。