総長、私のリボンほどいて。🎀


「…どう? 完全にほどかれた気分は?」
 ソファーで隣に寝た怜王(れお)が恋人繋ぎをしたまま優しく尋ねてきた。

「はぁ…よく…分かんない」

「…分かんないのかよ」

「でも幸せ…」
 私は満面の笑みを浮かべる。

「…そうかよ」

 あ、怜王(れお)も幸せそうに笑って……。

 私は怜王(れお)と恋人繋ぎした手をもっとぎゅっとする。

「ねぇ怜王(れお)、この先、また心のリボン絡まったりするのかな?」

「…どうだろうな。でも人生いいことばっかじゃねぇし」
「…ほどいて、ほどかれてを繰り返すのかもしれない」

「そっか…」

「…でもこれからはずっとお前の隣には俺がいる」
「…だからもし絡まっても何度でもほどいてやるよ」

「うん」
「私も怜王(れお)の何度でもほどくよ。だからその時は」

 私と怜王(れお)はお互いの心臓を包むようにソファーで抱き合って愛おしそうに笑う。