怜王(れお)くんは私の前にしゃがむ。 「夢…?」 しゅるっ。 怜王(れお)くんはリボンがついたゴムを取った。 「…夢じゃねぇよ」 「…お前のリボンほどくの、俺だけだから」 怜王(れお)くんは私を抱き締める。 私も抱き締め返す。 この温もりは夢、じゃない。 「…怜王(れお)くんって…」 「いっぱい…呼べるように練習した…」 「…そう。髪、金髪のままなんだな」 「うん、ありのままの自分でいたいから」 「…………」 怜王(れお)くんは黙る。 「怜王(れお)くん?」 「…ちゃんと考えてから答えろよ」 怜王(れお)くんはそう言うと耳元で甘く囁く。