え、あ、この声は……。
ポロッ…。
光が浮かび、私の頬を溢れ落ちる。
「おお、月沢じゃん。久しぶり…」
白色のTシャツに黒のスキニーパンツを穿いた月沢くんは元2代目総長たる冷気を放ちながら風浦くんを睨み付けた。
あ、髪から手が離れ……。
「マジになんなよ。悪かったな」
風浦くんは謝ると私を見て切なげに笑う。
「幸せにな」
風浦く… あ、行っちゃった……。
「…なんで東京でも裏道通ってんだよ。危ねぇだろ」
「怜王くん…やっと…会えた……」
私は崩れ落ち、ぺたん、とその場に座り込む。
「…おい! あり…」
もう、涙が止まらない。
声にならない。



