総長、私のリボンほどいて。🎀


 私はスマホを短パンの脇ポケットに入れ、水色にゴールドの星柄がついたカーテンの前まで歩く。

 シャッ!
 カーテンを開けリボンで留めると、ガチャ、と鍵を外し、

 ――――ガラッ。
 私は扉を開けて飛び出す。

 兎がいそうな大きな満月は少し欠けていて、
 夏の夜空の星々はそれを補うようにキラキラと輝いている。

 …今日は話しかけてこない。
 いないのかな?

 私は恐る恐る穴が空いた仕切り板を見る。