「…ありす」
月沢くんに呼ばれて見る。
上半身裸のまま、ふわふわのタオルで体を拭いていた。
「わ、私がタオルで……あ……」
あばら骨のギブスを見て、胸がきゅっと痛む。
「…かっこ悪いよな」
私は首を横に振る。
「そんなことない。かっこいいよ!」
「…そう。じゃあありす、背中拭いて」
「わ、分かった」
タオルを受け取ると、背中を優しく拭いた。
「月沢くん、終わったよ」
「…お前は脱がねぇの?」
「え……あ、もしかして汗臭い!?」
私は、くん、と自分のTシャツの香りを嗅ぐ。
「…いや、冗談だから気にすんな」
「……て」
「…は?」
私は両手でぎゅっと自分のTシャツの裾を持つ。



