それからエレベーターで9階まで上がって歩いて行くと902号室の前に着いた。
エレベーターホール前は、紫のライトがホテルじゃない雰囲気を漂わせていて非日常感ぽかったけど、部屋のロビーは暖かなオレンジ色のライトでちょっとほっとする。
部屋の前で扉をノックした瞬間、月沢くんの担任、紺藤先生の姿が見えた。
あ、先生!?
どうしよ…見つかっちゃう!
ガチャッ。
部屋の扉が開いた。
グィッと手を引っ張られ、
私が中に入ると、月沢くんが、ぱたんと扉を閉める。
スタイリッシュな2人部屋…かっこいい……。
「…危ねぇな。見つかってたら完全にアウトだったわ」
「…なんで来んだよ」
「夕日ちゃん達からラインが来て、いても立ってもいられなくて…」
「月沢くんこそなんで…」



