「たんこぶって、きゃははっ」
「たんこぶはやべぇな」
「たんこぶはないな」
「たんこぶはないねー」
夕日ちゃん、三月くん、飛高くん、夜野くんが続けて言う。
「てめぇら、うるせぇな」
天川くん、たんこぶでいじられてる……。
「俺は右手と左足の骨折って、怜王はあばら骨折ったってのによ」
「え、氷雅お兄ちゃん、怜王って……」
「もう敵じゃねぇし名前でいいだろ。なぁ?」
「…あぁ。お前に呼び捨てにされるのは嬉しくねぇけどな」
「あ?」
なんだかんだ言っても、ふたりが仲良しで本当に良かった……。
「…てかさありす、修旅どうする?」
夕日ちゃんが耳元で聞いてきた。
「…修旅って?」
「…修学旅行だよ」
「…うん。修学旅行のことなら病室で白瀬先生に聞いたよ」
「…来週の22日から2泊3日で行き先は東京だって」
「…今日19日じゃん?」
「…普通は今日2学期の終業式で明日から夏休みなのに、わざわざ夏休み一週遅れにして修旅行くとかなんなの?」
なんなの? って私に言われても……。
「…夕日ちゃんは行くの?」



