総長、私のリボンほどいて。🎀


 ふたりが宣言をすると風が止んだ。

 同時に地面を蹴り、木刀の先がぶつかり合う。

 木刀を振るう動きが速すぎて見えない…。

 互角で一秒たりとも遅れを取らず、
 弾かれ、バク転、振るう、を繰り返す。

 ――――ガキィーン。
 2つの木刀が真っ二つに折れ、地面に突き刺さった。

 ふたりは折れた木刀を投げ捨てる。

怜王(れお)――――っ!!」

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんが初めて苗字ではなく、名前で雄叫びを上げると、

氷雅(ひょうが)――――っ!!」

 月沢(つきさわ)くんも名前で絶叫する。

「うぉぉぉぉぉお――――っ!!」

「…あぁぁぁあああ――――っ!!」

 ふたりは腹の底から最後の気合を振り絞った。

 月沢(つきさわ)くんと氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは拳で殴りかかる。