ふたりが宣言をすると風が止んだ。
同時に地面を蹴り、木刀の先がぶつかり合う。
木刀を振るう動きが速すぎて見えない…。
互角で一秒たりとも遅れを取らず、
弾かれ、バク転、振るう、を繰り返す。
――――ガキィーン。
2つの木刀が真っ二つに折れ、地面に突き刺さった。
ふたりは折れた木刀を投げ捨てる。
「怜王――――っ!!」
氷雅お兄ちゃんが初めて苗字ではなく、名前で雄叫びを上げると、
「氷雅――――っ!!」
月沢くんも名前で絶叫する。
「うぉぉぉぉぉお――――っ!!」
「…あぁぁぁあああ――――っ!!」
ふたりは腹の底から最後の気合を振り絞った。
月沢くんと氷雅お兄ちゃんは拳で殴りかかる。



