「全面抗争を止めに来ただと!?」
「ふざけんな!!」
黒雪と有栖の親衛隊が叫び、中に入って来て、私を囲う。
そして、有栖の親衛隊である紫髪の男が、
ドサッ…。
私の前に天川くんを投げ捨てた。
「天川…くん…?」
「こいつ、死んだよ」
紫髪の男がニヤッと笑う。
死…んだ……?
私はキッ! と睨むと紫髪の男の胸倉をぎゅっと掴む。
もう、流れ落ちる涙を止めることが出来なかった。
「なんで!? なんで殺したの!? なんでよお……!!」
「黒雪だからに決まってんだろ!? 離せよ!」
紫髪の男は私を突き飛ばす。
「きゃっ!」
視界がぐにゃりと歪み、私はその場で倒れる。
「ゴホッ、ゴホッ…」
私は血を吐く。
やばい、唇切れた……。
紫髪の男が私の右腕を掴むとそのまま持ち上げる。
「なんだ? 口ほどにもねぇな」
「全面抗争を止めるなんて無理なんだよ!」
「総長のガチ喧嘩、邪魔すんじゃねぇよ!!」
「…邪魔なのは」
「てめぇだ!!」
月沢くんと氷雅お兄ちゃんの叫び声が聞こえたと同時にふたりが走って来て、
紫髪の男を木刀で殴り倒し、月沢くんが私を抱き止める。



