私の両目から光が消える。
そんな……。
このままどちらかが死ぬのをここでただ黙って待ってるしかないの?
私はぐっと自分の左手を握り締めた。
そんなの絶対に嫌!
諦めたくないよ!!
“…上手く行かせるしかない”
月沢くんの言葉が脳裏を過ぎる。
…そうだ、月沢くん、そう言ってた。
だったら私は――――。
「天川くん、ふたりが戦ってる場所に連れて行って下さい」
『何言ってんだ? 死ぬぞ』
“どうかこの先何があろうとも生きて、怜王と幸せになってくれ”
望先輩に電話でそう言われた時、私は“はい”って約束したの。
だから。
夜空の繊月がまるで背中を押すかのように強い光で私を照らす。



