総長、私のリボンほどいて。🎀


 私の両目から光が消える。

 そんな……。
 このままどちらかが死ぬのをここでただ黙って待ってるしかないの?

 私はぐっと自分の左手を握り締めた。

 そんなの絶対に嫌!
 諦めたくないよ!!

 “…上手く行かせるしかない”
 月沢(つきさわ)くんの言葉が脳裏を過ぎる。

 …そうだ、月沢(つきさわ)くん、そう言ってた。
 だったら私は――――。

天川(あまかわ)くん、ふたりが戦ってる場所に連れて行って下さい」

『何言ってんだ? 死ぬぞ』

 “どうかこの先何があろうとも生きて、怜王(れお)と幸せになってくれ”
 (のぞむ)先輩に電話でそう言われた時、私は“はい”って約束したの。
 だから。

 夜空の繊月(せんげつ)がまるで背中を押すかのように強い光で私を照らす。