総長、私のリボンほどいて。🎀


 そして夜野(やの)くんが落ち着いた後、三月(みつき)くんがタクシー2台を呼んだ。

「ありすちゃん、今日はごめんね」
 夜野(やの)くんが謝ると私は首を横に振る。

「じゃあ怜王(れお)、またな」

「ありす、またね」

 三月(みつき)くんと夕日(ゆうひ)ちゃんはお別れの挨拶をして、
 夜野(やの)くんも月沢(つきさわ)くんとアイコンタクトをした後、3人で前のタクシーに乗った。

「… 氷雅(ひょうが)は?」
 月沢(つきさわ)くんが尋ねてきた。

「スマホ見たけど、まだ何も届いてないから大丈夫」

「…そう。なら早く帰ろう」

「うん…」

 まだ、帰りたくないのに…。

 一緒に後ろのタクシーに乗ると扉が閉まり、タクシーが動き始めた。

 やだ、やだよ。
 進まないで、停まって。
 月沢(つきさわ)くんと一緒にいたいよ…――――。