夕日ちゃんは、ほっと胸を撫で下ろす。
「間一髪だったね~」
「それはいいけど、このタクシー誰が呼んだんだよ?」
三月くんが問うと、
「羽鳥様から配車を頼まれました」
タクシーの運転手さんが運転しながら答える。
「え、望先輩!?」
夕日ちゃんが驚きの声を上げた。
「マジか。近くで見ててくれたんかな」
三月くんがそう言うと、
私達は切なげな顔を浮かべる。
望先輩……。
「それで何処に行きましょうか?」
タクシーの運転手さんが尋ねると、夜野くんが口を開く。
「夜野病院で」
私と夜野くん以外の3人が驚く。
夜野病院…?
「…ゴホッ、お前いいのかよ。親父と気まずいんじゃねぇの?」
月沢くんが問う。
え、夜野くんのお父さんの病院…!?



