月沢くんと夜野くんは静かに見つめ合う。
そして、夜空に薄っすらと月が光り輝いた瞬間、
夜野くんは地面を蹴り、空気を引き裂いて右拳を首元目掛けて撃つ。
月沢くんが打突を右に避けると、夜野くんは左拳を首元に繰り出す。
月沢くんは両頬ぎりぎりを掠めながら交互に避ける動きを何度か繰り返す。
月沢くん…辛そう。
頑張って……!
「避けてばっかでダッサ」
「一発で決めるんじゃなかったんかよ!」
夜野くんはそう叫び、中段蹴りを繰り出す。
月沢くんは両腕で受け止め押し返すと、
続けて上段回し蹴りが繰り出された。
体を反らし、バク転して回避するも月沢くんはよろける。
「もらったぁぁあああああ!!」
夜野くんは顔面目掛けて右拳を鋭く突き出す。



