三月くんと夕日ちゃんの体がびくつく。
「怜王、受けてくれるよね?」
「…あぁ。翔放せ」
月沢くんがそう言うと三月くんは肩から手を放す。
「月沢く…やめて…」
私が必死に声を絞り出して言うと月沢くんがこっちを見る。
「…星野、すぐ助ける」
「…そこで見てろ」
ふたりの目を見た瞬間、分かってしまう。
本気で、もう止めることは出来ないって。
「怜王、俺が勝ったら総長の座譲れよ」
「それはぜってぇねぇわ」
月沢くんはそう強く言い切ると夜野くんに余裕の笑みを浮かべる。
「…凜空、一発で決めてやる。覚悟しろよ」



