総長、私のリボンほどいて。🎀


「この状況でよくそんなことが言えるな」
「タクシーでみんなで来たんだ」
「服は俺が着替えさせた」
 三月(みつき)くんがそう弁明すると、夜野(やの)くんが、ふっ、と笑う。

「総長がタクシーって、ダサッ」

「…うるせぇ、お前が呼んだんだろ…ゴホゴホッ」

「あぁ、怜王(れお)と本気の勝負がしたくてね」

「本気の勝負って何考えてるの!?」
怜王(れお)がこんな状態で戦える訳ないでしょ!?」

「そうだぞ!」

 夕日(ゆうひ)ちゃんと三月(みつき)くんが続けて言うと、

 夜野(やの)くんは意地悪な顔で笑う。
「じゃあ、ありすちゃん好きにさせてもらうけどいい?」

「お前、卑怯だぞ!」

「そうよ、見損なったわ!!」

 夜野(やの)くんは悪魔のような目つきで2人を睨む。
「てめぇらは黙ってろ」