「え、月沢くんが?」
「うん。でも無理しなくて大丈夫だよ」
夜野くんは、にこっと笑う。
月沢くん、アイスキャンディーもだけど、白いサワー味好きなんだなぁ…。
よし…少しだけなら…。
私も缶の蓋を開け、一口飲んでみる。
「お、どう?」
私は答えず、半分くらいまで飲む。
「ありすちゃん、そんな飲んで大丈夫?」
「うん、美味しい。ワルになったみたい」
夜野くんは、ふっ、と笑う。
「ワルって。それは良かった」
「あ、ライン」
夜野くんはそう言って自分のスマホを見る。
「なんだ、もうみんな中庭にいるってさ」
「こっちに抜け穴あるから早く行こう」
夜野くんが私の右手を掴む。
「うん」



