いいなぁ、こういう未来だったら良かったのに。
どうして私達は血の繋がってない兄と妹なの?
偽者の兄と妹なの?
どうしてよぉっ…!!!!!
「…ありす?」
「なんで泣いて…」
私と氷雅お兄ちゃんの“好き”は違う。
分かってるくせに、
氷雅お兄ちゃんを失いたくなくて、
私はキスを受け入れた。
ずるくて汚い私。
こんな自分なんて嫌い。
大嫌いだよ。
でももう、一度壊れた関係は元には戻らない。
「こんなの、間違ってる」
男の氷雅お兄ちゃんなんて見たくなかった。
偽りでもいいから、
兄と妹としてずっと一緒にいたかったよ。
「傷つけてごめんね、氷雅お兄ちゃん」



