総長、私のリボンほどいて。🎀


 いいなぁ、こういう未来だったら良かったのに。

 どうして私達は血の繋がってない兄と妹なの?
 偽者の兄と妹なの?

 どうしてよぉっ…!!!!!

「…ありす?」
「なんで泣いて…」

 私と氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの“好き”は違う。

 分かってるくせに、

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんを失いたくなくて、
 私はキスを受け入れた。

 ずるくて汚い私。

 こんな自分なんて嫌い。
 大嫌いだよ。

 でももう、一度壊れた関係は元には戻らない。

「こんなの、間違ってる」

 男の氷雅(ひょうが)お兄ちゃんなんて見たくなかった。

 偽りでもいいから、
 兄と妹としてずっと一緒にいたかったよ。

「傷つけてごめんね、氷雅(ひょうが)お兄ちゃん」