総長、私のリボンほどいて。🎀


 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの舌が絡まってきた。

「ん…ぁっ……」

 深く、甘く、絡まる。

「ふあっ……」

 も、だめ…。
 だけど言えない。

 私は我慢して、ぎゅっとグレーの長袖Tシャツを掴む。

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの方が苦しいと思うから。

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは唇を離すと親指で私の涙を拭き取る。

「……っ」

 やばい、息が上手く出来ない。

「はぁっ…(ひょう)……」

 あ…、髪、くしゃくしゃっと撫でられ…。
 それだけで呼吸が落ち着いていく…。

「ありす、大丈夫だ」
「こんくれぇで、どうにかなったりしねぇから」

 呼吸が落ち着くと、氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは私のゆるTシャツをずらす。

「…!」

 右肩が出ると、氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは、私のうなじをじっと見つめる。

 あ……月沢(つきさわ)くんのキスの痕見られ……。

「下手くそが」

 え?