総長、私のリボンほどいて。🎀


 あ、氷雅(ひょうが)お兄ちゃん、ドアノブから手、放したみたい……。

「…………」
「…ありす、お前にずっと隠してたことがある」

 え……?

「俺はお前のこと、一度も妹だって思ったことはねぇ」

 私は立ち上がると部屋の扉まで歩いて行き、

 ――――バァンッ!
 扉を勢いよく開けた。

「やっぱ、泣いてんじゃねぇか」

「…なんで?」
「なんで今、そんなこと言うの!?」

「私…妹に戻る為に必死だったのに!!!!!」

 肩を震わせ、泣き叫ぶと氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは切なさに満ちた表情を浮かべる。

「分かってた…だけど悪ぃな」
「お前の気持ちに答えてやれねぇ」

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは男の目で私を見つめる。