私の両目から光が消える。
恐る恐る月沢くんの顔を見ると、
痛々しいくらい甘く切なげな表情を浮かべていた。
私は見ていられなくて逃げるように自分の部屋に入った。
扉の鍵をかけ、
――――シャッ!
水色にゴールドの星柄がついたカーテンも思い切り閉め、その場で崩れ落ちる。
「月沢…くん…」
私はぎゅっとアイスキャンディーの袋ごと抱き締める。
「ごめん…なさ…ごめん…なさい…」
「うわああああぁぁぁぁ……」
「ありす、大丈夫か?」
氷雅お兄ちゃんが廊下から声をかけて来た。
私はハッとする。
やばい。
私は鞄のファスナーを開け、アイスキャンディーを袋ごとタオルに包んで突っ込むと鞄を再び閉めた。
「おい、ありす!」
氷雅お兄ちゃんが部屋のドアノブに手をかけるのが音で分かった。
「入って来ないで!」
「大丈夫だから…もう放っておいて」



