総長、私のリボンほどいて。🎀


千宙(ちひろ)、銃を下ろせ』

 飛高(ひだか)くんはクールな表情を浮かべたまま銃を下ろした。

『素晴らしい』
『さすがは氷雅(ひょうが)の妹だけのことはある』

「私が妹……?」
 地面に横たわったまま聞き返す。

『そうだ。“本物の妹”だ』

『そして、今のがお前の本音だ』

 私の両目から光が消える。

『人は窮地に陥る時、本性を表す』

氷雅(ひょうが)、これでありすはお前のものだ』
黒雪(くろゆき)がお前達を全力で守るだろう』

黒坂(くろさか)先輩、もしかして俺の為に…?」
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは動揺しながらも尋ねる。

『お前を黒雪(くろゆき)に引き入れる前、俺には雪という妹がいた』

 私達3人は驚く。

『小5の時、親父が再婚して血の繋がりがない妹が出来た』
『だが、俺の親父も新しいお袋も中1の時に内輪揉めをし出て行った』

『俺達はふたりで生きて行こうと決めキスを交わしたが、現実は甘くはなかった』