有栖を選べば、恐らく私は飛高くんの銃で殺され、
黒雪を選べば、命は助かるけど月沢くんとはもう一緒にはいられない。
――――私、有栖も黒雪もどっちも守る。
――――守ってみせるから。
そんなの所詮、夢物語。
両方守るなんて最初から無理だったんだ。
『時間だ。3』
飛高くんは、右手でグリップを包みながら、かちっ、と音を立ててハンマーを起こす。
ねぇ、月沢くん、
終わり、だなんて嫌だよ。
別れたくないよ。
『2』
氷雅お兄ちゃんは駆ける準備をする。
だけど別れても、私、
生きてもう一度月沢くんに会いたい。
だから――――。
『1…』



