『お前は何をやっている』
『ありすが大事ならなぜ同じ高校に入学させなかった?』
『強引な手を使ってでも傍に置いておかなかった?』
『お前は甘い』
『そんなだから月沢に奪われる』
『このままでは黒雪も危うい。千宙』
「はい」
飛高くんは特攻服の内ポケットから銃を取り出し右手でグリップを包むと、スマホを右耳に当てたまま私に銃口を向ける。
え……。
『ありす、単刀直入に言う』
『3分時間をやる』
『有栖と黒雪、この場でどちらか選べ』
『答え次第では千宙がお前を殺す』
「黒坂先輩、待ってくれ!」
「それだけは!」
氷雅お兄ちゃんが必死に叫ぶ。
黒坂の声が悪魔のような声に変わる。
『誰に命令している?』
『俺は黒雪の初代総長だ』
『氷雅、お前も総長なら覚悟を決めろ』



