総長、私のリボンほどいて。🎀


『お前は甘い。1つも守れないのに両方守れるはずがないだろう』
『今まで口を出さずに黙って見守ってきたが、お前は氷雅(ひょうが)の妹だ』
『俺が特別に正してやろう』

「正す?」

「ありす!」
 グレーの長袖のTシャツに長い紺色のアンクルパンツ姿の氷雅(ひょうが)お兄ちゃんが駆けてきた。

「え、なんで……」

「俺が呼んだ」
 飛高(ひだか)くんがクールな顔で言う。

千宙(ちひろ)! てめぇ一体どういうつもりだ!?」
「そんなに俺に殺されてぇのか!?」
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは声を荒げながら叫ぶ。

氷雅(ひょうが)

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは動揺する。
黒坂(くろさか)先輩? なんで…」

『俺が千宙(ちひろ)に命令した』

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは両目を見開く。