総長、私のリボンほどいて。🎀


「あー、バレる時は一遍(いっぺん)なんだな…」
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは切なげな表情を浮かべ、自分の濡れた前髪に手の平を当てた。

「バレるって…」
「まさか氷雅(ひょうが)お兄ちゃんが黒に染めてたなんて知らなかったよ」

「は?」

「私に気を遣って染めるのやめて金髪にしててくれてたんだよね?」
「そんなことしなくても言ってくれれば良かったのに」
 私は氷雅(ひょうが)お兄ちゃんに笑いかける。

 ねぇ、氷雅(ひょうが)お兄ちゃん、
 私、ちゃんと笑えてる?