総長、私のリボンほどいて。🎀



 しばらくして15階建てのマンションの前で月沢(つきさわ)くんはバイクを停めた。

 月沢(つきさわ)くんは両ハンドルに体重をかけて伏せ寝する。

月沢(つきさわ)くん、大丈夫!?」
 私は背中から前に両手を回したまま声をかける。

「…往復ちょいキツかったわ」

 え、暴走族の総長なのに!?

「…お前とハメ外しずきた」

 ハメを外す…そういえば私自分から3回もキスして……。

 私の顔が、かあっと熱くなる。

月沢(つきさわ)くん、休んでて。私、一人で行くから」

「…何言ってんの。ちゃんと部屋まで送り届ける」

「でも…」

 月沢(つきさわ)くんはバイクから降りると私をバイクから降ろす。
 私はぎゅっと月沢(つきさわ)くんの右手を握る。

「…おい、あいつに見られたら」

月沢(つきさわ)くん、振りほどいて」

 月沢(つきさわ)くんはぎゅっと恋人繋ぎをし、優しく私の手を振りほどいた。

 あ……。