私は固まる。
「え……」
そんな怖い運転なの!?
「…だからヘルメットつけた」
「…大丈夫、ゆっくり運転するから」
「え、暴走族の総長なのに?」
「…言っただろ」
「…俺が出来るのはお前を守ることだけだって」
月沢くん……。
私は月沢くんの肩に手を当てて唇にキスをする。
月沢くんはかっこいい表情で見つめたまま舌を絡めてきた。
ほどけないように何度も深く、甘く。
月沢くんが唇を離すと両足の力が抜けて一緒に崩れ落ちる。
「…あー、なんなのお前」
「…やっぱヘルメットつけて正解だったわ」
月沢くんは私の背中を優しく撫でる。
私は息を乱しながらも涙を零しながら笑う。
「…何その顔、マジ可愛いから」
月沢くんは親指で涙を拭き取ると私のシールドを降ろす。
「…もうキス禁止。俺がヤバい」
私もヤバい。
嬉しくてついキスしちゃった……。



