総長、私のリボンほどいて。🎀



 数分後。落ち着いた私は月沢(つきさわ)くんと駅の裏から外に出ると、白と赤のツートンのバイクが停まっていた。

「あれ、月沢(つきさわ)くんのバイク?」

「…そう。カワサキの400」

 名前を言われてもよく分からないけど、かっこいい。

「…バイク乗るの初めて?」

「うん」

「…あいつの妹だから、もしかしたらバイク乗り慣れてるかもしれねぇとも思ったけど」

 バイクに乗り慣れた私…金髪でバイク乗り回してて、ヒャッホー! みたいな感じかな……。

「…だよな、安心したわ」

 月沢(つきさわ)くんは私にすぽっと白のヘルメットを被せて、顎下のハーネスのベルトを首元で固定した。
 私の顔が熱くなる。

「…何?」

「あ、ヘルメットつけるんだなって。みんなヘルメットつけてなかったから…」

「…俺達は慣れてるからいいけど、お前にはまだ早い」

 私は首を傾げる。
「早い?」

「…俺の運転やべぇから途中でふっ飛ばされて最悪…死ぬ」