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小学6年の凍るような寒さの冬の夜。
私は中学1年の氷雅お兄ちゃんと裏道を歩いていた。
胸元に施されたひらひらと可愛いフリルの上にリボンが付いた紺色のコートに黒ブーツを履いた私の隣を、
黒のロングTシャツの上に、逆立つ毛の帽子が付いたシルバーグレーのジャケットを羽織りズボンを穿いた氷雅お兄ちゃんが歩く。
「氷雅お兄ちゃん、縫いぐるみ取ってくれてありがとう」
ぎゅっと白兎の縫いぐるみを抱き締めながら言うと、
氷雅お兄ちゃんは頭をぽんっと叩く。
「またゲーセンで取ってやるよ」
ブォオン
ブォオン
ブォオオオンッ!
走ってくるバイクの眩しい光が私達の全身を照らす。
7台のバイクに囲まれた。
え……。
小学6年の凍るような寒さの冬の夜。
私は中学1年の氷雅お兄ちゃんと裏道を歩いていた。
胸元に施されたひらひらと可愛いフリルの上にリボンが付いた紺色のコートに黒ブーツを履いた私の隣を、
黒のロングTシャツの上に、逆立つ毛の帽子が付いたシルバーグレーのジャケットを羽織りズボンを穿いた氷雅お兄ちゃんが歩く。
「氷雅お兄ちゃん、縫いぐるみ取ってくれてありがとう」
ぎゅっと白兎の縫いぐるみを抱き締めながら言うと、
氷雅お兄ちゃんは頭をぽんっと叩く。
「またゲーセンで取ってやるよ」
ブォオン
ブォオン
ブォオオオンッ!
走ってくるバイクの眩しい光が私達の全身を照らす。
7台のバイクに囲まれた。
え……。