*
「…どうしよう」
私はマンションの部屋の前で迷っていた。
あれから月沢くんのこと意識しずぎたのと氷雅お兄ちゃんとの約束を完全に破ってしまった罪悪感に苛まれて結局一人で電車で帰って来たけど、もう20時。
氷雅お兄ちゃんに玄関の鍵開けてもらったけど入りずらい…。
私は黒のふわロングのウィッグに右手で触れる。
ずれてないよね…?
ガチャッ。
扉が開く。
制服(薄いブルーの半袖シャツ)を着た氷雅お兄ちゃんの姿が見えた。
あ、天川くん達と同じ制服…。
氷雅お兄ちゃんの右手が伸びてきた。
私はバッと避ける。
氷雅お兄ちゃんは両目を見開く。
怖くて避けちゃった……。
「…どうしよう」
私はマンションの部屋の前で迷っていた。
あれから月沢くんのこと意識しずぎたのと氷雅お兄ちゃんとの約束を完全に破ってしまった罪悪感に苛まれて結局一人で電車で帰って来たけど、もう20時。
氷雅お兄ちゃんに玄関の鍵開けてもらったけど入りずらい…。
私は黒のふわロングのウィッグに右手で触れる。
ずれてないよね…?
ガチャッ。
扉が開く。
制服(薄いブルーの半袖シャツ)を着た氷雅お兄ちゃんの姿が見えた。
あ、天川くん達と同じ制服…。
氷雅お兄ちゃんの右手が伸びてきた。
私はバッと避ける。
氷雅お兄ちゃんは両目を見開く。
怖くて避けちゃった……。