「くっそおおおお!!」 速水(はやみ)くん達は4人に連れられて行く。 両足の力が抜け、ぺたん、と床に崩れ落ちる。 「…星野(ほしの)!」 月沢(つきさわ)くんはしゃがみ、 しゅるっ。 背中で縛られた両手のリボンをほどいてくれた。 月沢(つきさわ)くんは私の頭をぽんっと叩く。 「…もう大丈夫だ」 「…悪いな、巻き込んで」 巻き込む? 「…………」 私は黙る。 「…星野(ほしの)?」 ねぇ、月沢(つきさわ)くん。 ウィッグから汗が垂れ、 私の顔が今にも泣き出しそうな顔に変わる。 月沢(つきさわ)くんは本当に、 暴走族有栖(ありす)の総長なの?