私は完全に力が抜け、月沢(つきさわ)くんと一緒に地面に崩れ落ちる。 「…危ねぇ」 「…おい、星野(ほしの)大丈夫か?」 「はぁ、はぁ…月沢(つきさわ)く…」 「…ゆっくり息整えろ」 「…俺がついてる。大丈夫だ」 月沢(つきさわ)くんはそう言って私のウィッグを優しく撫でる。 「月沢(つきさわ)く…ウィッグ、熱い」 「…そう、じゃあ」 月沢(つきさわ)くんが真剣な眼差しで見つめてきた。