総長、私のリボンほどいて。🎀


 月沢(つきさわ)くんの部屋に行った時から(のぞむ)先輩のこと、
 よっぽど大事な先輩だったんだろうなって思ってたけど当たってた。

「…星野(ほしの)、なんで泣いてんの?」

「…嬉しくて」
「両親や(のぞむ)先輩のこと話してくれたことが」

「そんな大事な先輩に紹介したいって言ってくれたことが」
「幸せで」

月沢(つきさわ)くん、私、(のぞむ)先輩に会ってみたい」

「…会うっていっても一瞬になるけど、それでもいいか?」

「うん」
「それであの、月沢(つきさわ)くん」
「興味あるの、星だけだからの星って…」

 しゅるっ。
 月沢(つきさわ)くんが私のセーラー服のピンクのリボンを一瞬でほどく。

 ふわっ……。
 ほどかれたリボンがスカートの上に落ちると、
 月沢(つきさわ)くんは私の耳元で甘く囁く。

「…星野(ほしの)以外、誰がいるんだよ」