月沢くんはC組に向かって廊下を歩き出した。
「え~、天体に興味あるの!?」
「何それ~、かっこいい!!」
ツインテールの女の子は月沢くんに着いていく。
顔が熱い。
月沢くん、
星って、私のこと?
ぐらっ…。
「あっ…」
私は階段から足を踏み外した――――。
月沢くん達は振り返る。
階段横に隠れていた夜野くんが駆け出て来て私の体を支えた。
「大丈夫?」
夜野くんが尋ねると私はコクンッと頷く。
夜野くんが月沢くんを見る。
一瞬見つめ合うと、夜野くんが勝ち誇った顔で微笑んだ。
月沢くんは何も言わずに再び歩き出し、ツインテールの女の子も着いて行く。
「冷たいな」
「ほんと徹底してるね」
「…………」
私は黙る。
「ごめんね、助けたのが俺で」
「ううん、助けてくれてありがとう」



