「…悪いけど興味ない」
ツインテールの女の子が月沢くんのネクタイに触れる。
胸がズキンッと痛んで、
心に絡まったリボンが、複雑に絡まっていく。
やだ。
やだやだやだ。
月沢くんに触れないで。
月沢くんは私のなのに。
私はハッとして右手で自分の口を押さえる。
……あ。
私、なんでこんなこと思って…。
屋上で、顔、背けたくせに。
私、ヤキモチ妬いてるの?
「え~誰とも付き合ってないんでしょ?」
「だったらいいじゃん?」
「軽く付き合ってみよーよ」
「興味わくかもしんないし」
「…それはねぇわ」
月沢くんはツインテールの女の子の手を下に降ろす。



