総長、私のリボンほどいて。🎀



「…はぁ」
 5限の音楽の授業を終えた私はため息をつきながら3階の階段を降りていた。

 月沢(つきさわ)くんのことで頭がいっぱいで、
 音楽の授業、何やってたのか全く覚えてないや。

 なんで私、あんな声…。
 思い出す度に、
 恥ずかしくて、たまらない。

 2階の廊下が見えた。

月沢(つきさわ)くん」
 女の子の声が聞こえ、私はドキッとする。

 え…月沢(つきさわ)くんとツインテールの女の子?

「…何?」
 月沢(つきさわ)くんが無表情のまま問う。

「好き。私と付き合って」

 私は両目を見開く。

 え、え、告白…!?

 ドクン、ドクン、と私の胸が嫌な音を立てる。

 月沢(つきさわ)くん、なんて答えるんだろう。