私の顔が一気に熱くなる。
「え……」
「…約束のシルシ」
「…なんてな」
ふわっ……。
私は月沢くんのネクタイに両手で触れた。
月沢くんの両目が見開く。
「…まだ出来ません」
声が、震える。
「…これが限界」
「…あー、少しずつ進もうって思ってたのに」
「…無理だわ」
月沢くんは私の顎を掴んで唇を奪う。
「んっ…」
昨日と同じとろけるような甘いキスなのにドキドキしすぎて倒れそう。
ドサッ……。
月沢くんは私の頭を支える。
「…大丈夫か?」
「あ…うん」
「…このままのが安全だな」
…?
安全?
月沢くんは私の頭をそっと地面に置く。
「…星野、口、少し開けて」
…口?
こうかな?
え……月沢くんの甘い舌が入ってきて……。
強く絡んで離さない。
「んぁっ……」
私の心に絡まったリボンが甘く、弾けた。



