総長、私のリボンほどいて。🎀


 私の顔が一気に熱くなる。
「え……」

「…約束のシルシ」
「…なんてな」

 ふわっ……。
 私は月沢(つきさわ)くんのネクタイに両手で触れた。

 月沢(つきさわ)くんの両目が見開く。

「…まだ出来ません」

 声が、震える。

「…これが限界」

「…あー、少しずつ進もうって思ってたのに」
「…無理だわ」
 月沢(つきさわ)くんは私の顎を掴んで唇を奪う。

「んっ…」

 昨日と同じとろけるような甘いキスなのにドキドキしすぎて倒れそう。

 ドサッ……。

 月沢(つきさわ)くんは私の頭を支える。

「…大丈夫か?」

「あ…うん」

「…このままのが安全だな」

 …? 
 安全?

 月沢(つきさわ)くんは私の頭をそっと地面に置く。

「…星野(ほしの)、口、少し開けて」

 …口?
 こうかな?

 え……月沢(つきさわ)くんの甘い舌が入ってきて……。

 強く絡んで離さない。

「んぁっ……」

 私の心に絡まったリボンが甘く、弾けた。