総長、私のリボンほどいて。🎀



 カレーを食べ終えた私は部屋に戻ると、鞄のチャックを開けてスマホを取り出す。

 スマホの時計を見たら2時。
 月沢(つきさわ)くんまだ起きてるよね…?

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは今キッチンでお皿洗ってるから大丈夫。
 よし。

「…月沢(つきさわ)くんにラインしよう」

 私は月沢(つきさわ)くんのトーク画面を開く。

月沢(つきさわ)くん、話したいことがあります』

 送れた……え!?

 私はドキッとする。

 月沢(つきさわ)くんから電話かかってきて…。
 マナーモードで良かった…。
 じゃなくて、どどどどうしよう。
 落ち着いて、私。
 とにかく出よう。

 私はドキドキしながら電話に出て、右耳にスマホを当てる。

「…何?」

 あ……、
 月沢(つきさわ)くんの声、冷たい感じだ。

 もうだめかもしれない。

 私は両目の涙が零れ落ちないようにぐっと堪える。

 それでも、私、諦めたくない。