総長、私のリボンほどいて。🎀



 屋上の日陰になった場所で起きた出来事は、
 何度も夢かもしれないって思った。
 だけど……。

 ――――月沢(つきさわ)くん、好きです。
 ――――心に絡まったリボンほどいて。

 私は伏せ寝をしたまま両目を見開く。

 あれは夢じゃない。
 完全に告白してた。

 その後のことがよく思い出せないけど……。

 まさか勢い? で人生初の告白をしちゃうなんて。
 それくらい月沢(つきさわ)くんのことが好きだったなんて。

 私は右手に乗っけていた顎を離し、その手に顔を埋める。

 ああああああああああああ。
 どうしよう……。
 今日月曜日で明るくなったら高校行かなきゃいけない。
 高校休みたいよ。
 だけど氷雅(ひょうが)お兄ちゃんに少しだけ感づかれちゃってるし、
 これ以上、心配かけられないよ……。

「おい、ありす」
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんに声をかけられた。