私はびっくりする。
そんな発想はなかった……。
あ、関係が分かって安心したら、また眠くなって…。
今朝、電車の中で氷雅お兄ちゃんの腕の中で眠ったのに…。
「…星野眠いのか?」
「…あ、リボン曲がって」
「さっき掴まれて、ほどかれそうになった…」
「…は?」
「このままほどかれたらって思ったら…すごく怖かった」
「嫌で嫌で仕方なかった…」
頭もボーッとして、
自分が何を言ってるのか分からなくなってきちゃった……。
「どうせほどかれるなら、ぜんぶ…月沢くんがいい」
「…何言ってんの?」
「…まだ、“ほどかないで”って昨日言ってただろ?」
うん、そうだね。
だけど――――。
両目から大粒の光が止めなく流れる。



