総長、私のリボンほどいて。🎀


 私はびっくりする。

 そんな発想はなかった……。

 あ、関係が分かって安心したら、また眠くなって…。
 今朝、電車の中で氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの腕の中で眠ったのに…。

「…星野(ほしの)眠いのか?」
「…あ、リボン曲がって」

「さっき掴まれて、ほどかれそうになった…」

「…は?」

「このままほどかれたらって思ったら…すごく怖かった」
「嫌で嫌で仕方なかった…」

 頭もボーッとして、
 自分が何を言ってるのか分からなくなってきちゃった……。

「どうせほどかれるなら、ぜんぶ…月沢(つきさわ)くんがいい」

「…何言ってんの?」
「…まだ、“ほどかないで”って昨日言ってただろ?」

 うん、そうだね。
 だけど――――。

 両目から大粒の光が止めなく流れる。