総長、私のリボンほどいて。🎀


「“悪いこと”って、どういうことするの?」

「教えて欲しいな~」

 腕を組んだ夜野(やの)くんと、にかっと笑った三月(みつき)くんが赤羽(あかばね)くん達に向けて言った。

 あ……。
 夕日(ゆうひ)ちゃん、夜野(やの)くん達に伝えてくれたんだ…。

 赤羽(あかばね)くん達がキッ! っと2人を睨む。

優等生(やの)バカ(みつき)が邪魔すんじゃねーよ」

赤羽(あかばね)の言う通りだ。あっち行ってろ」

「あっちに逝くのはお前だよ」

 三月(みつき)くんは緑谷(みどりや)くんの首を後ろから腕で軽く締め、私から引き離すと、
 夜野(やの)くんが赤羽(あかばね)くんのネクタイをグイッと勢いよく掴む。

赤羽(あかばね)、今から俺が相手してやろうか?」
 夜野(やの)くんが、にっこり笑う。

 赤羽(あかばね)くんの血の気が引いてゆく。
「ひっ…」

 夜野(やの)くんが私を見る。
「何ボサッと見てんの?」
「さっさと行きなよ」

 私はコクンッと頷いて走り出した。