誰も知らない2人のこと。






『……ってことなんだけど、行ってきてもいい?』



仕事が終わってこれからご飯に行こうとしているとき、私はすぐに錦に電話をした。



『やっぱりなぁ……誘われると思ったんだよ。二ノ宮さん、俺らのファンだっていうしな』



はぁ……とため息を吹く錦。

少しあきれてる.....?失望された.....?



『に、錦、大丈夫だよ。監督もスタッフさんもご飯行くって話だから二人きりじゃないよ!!!』



『……仕事の場だからしょうがないけど、俺の翠だからな。ちゃんと突き放せよ』



少しすねた表情で電話越しに言ってるのがわかる。


ほんと、可愛いんだから。



『私が好きなのは錦だけだよ。お酒を飲む歳でも無いから安心してね』



『速く帰って来いよ。』



『うん!!』