青に染まる

 西園くんと僕は結構仲良くなって、当番の日のみならず毎日のように緑化委員の仕事に勤しむようになった。もちろん、春子さんや夏帆さんもちょくちょく顔を出す。

 ただ彼と一緒に草むしりをしていたら、春子さんは面食らった顔をしていた。

「あんたたち、随分仲良くなったわね」
「そうかな?」
「ぼくは相楽先輩を尊敬しています!」

 西園くんは何故か敬礼。尊敬されるとやはり先輩として嬉しい。ただちょっと堅苦しいかな、と思う。

「西園くん、そろそろもうちょっと砕けた口調で話さない?」
「えっ、そんな、敬愛する先輩に対して失礼な……」
「失礼とかじゃないからさ。尊敬語とか謙譲語とか使いこなさなくていいから、普通に丁寧語で喋ってくれないかな。僕、君のこと秋弥くんって呼ぶからさ」
「そんな、畏れ多い」

 僕、彼の中でどういう位置づけなんだろう。