唯くん、大丈夫?





「…は?」







振り向いて目があったその男の目から、一種の悟りをひらいたような哀愁を感じる。







「なんで…?」







俺はこいつがどれだけ優花を好きだったかは理解してるつもりだった。


だからこそ4年前、身を引こうと思った。


そんなこいつが、優花を1週間で振る理由なんて…


じゃあ、優花の方から…?


でもこの前、好きな人いるって言ってたよな…








長嶺光はため息をつきながら愚痴り始める。




「まぁーじで俺、可哀想すぎない?
この4年間、ほぼ毎日のように告ってはフラれ、告ってはフラれ…
やっと付き合えたと思ったら1週間で終わっちゃったんだぜ?
まともに手も出してないのに。ヤバない?」