唯くんが? あなたを愛しています? …ありえない だってあのとき唯くんは、 「…!」 スマホに気を取られて、足を踏み外した。 ちょうど下からスーツの人が来ている。 あっヤバ…ッ、 「わぶっ!」 思いっきりその人の胸に飛び込んでしまった。 「あっ、あっ、すみませ…」 離れようとその人の腕を掴んだ瞬間、私は体を硬直させた。 その匂いに 覚えがあった。