昨日、雨の中で唯くんの背中を見送ってからずっと、連絡はとってない。
今朝、唯くんは私を避けるようにギリギリに教室にやってきたかと思えば、授業が終わると同時に姿を消してしまった。
『今は会いたくない』
そういうサインなんだと思う。
昨日の唯くんの顔が脳裏に浮かんで、胸が締め付けられる。
傷つけてしまった。
ただただ優しい唯くんを、私が傷つけた。
でも…もし同じようなことがあったら、また同じことをしてしまうと思う。
そうなったら、また唯くんを傷つけちゃう…?
どうしたらよかったのかな。
どうしたらいいのかな。
左手首のブレスレットを撫でる。
いつの間にか、不安になったり考え事をするときに撫でるのが癖になっていた。
来週のデートはどうなるんだろう。
私たちは、どうなっちゃうんだろう。
「…あ」
私は階段を登りきって違和感を覚えた。
「…間違えたぁ。」
なぜか屋上に続く非常階段に来てしまっていた。
いくらなんでもボーッとしすぎですよ、羽根村さん。
今朝、唯くんは私を避けるようにギリギリに教室にやってきたかと思えば、授業が終わると同時に姿を消してしまった。
『今は会いたくない』
そういうサインなんだと思う。
昨日の唯くんの顔が脳裏に浮かんで、胸が締め付けられる。
傷つけてしまった。
ただただ優しい唯くんを、私が傷つけた。
でも…もし同じようなことがあったら、また同じことをしてしまうと思う。
そうなったら、また唯くんを傷つけちゃう…?
どうしたらよかったのかな。
どうしたらいいのかな。
左手首のブレスレットを撫でる。
いつの間にか、不安になったり考え事をするときに撫でるのが癖になっていた。
来週のデートはどうなるんだろう。
私たちは、どうなっちゃうんだろう。
「…あ」
私は階段を登りきって違和感を覚えた。
「…間違えたぁ。」
なぜか屋上に続く非常階段に来てしまっていた。
いくらなんでもボーッとしすぎですよ、羽根村さん。