唯くん、大丈夫?

優花は、かわいい。



それは認める。



可愛いし、面白い。見てて飽きない。



彼氏がいる手前あんま仲良くなると面倒そうだとは思いつつ、なんかほっとけなくてついかまってしまう。



でも、これは恋じゃない。



というか絶対嫌。本気の彼氏いる女に恋するなんて。

それも彼氏サイコパスだし。

ちょっとでも手を出したら本当に殺されそう。

ごめん被る。






『スマホいじってないで勉強しろ』



バーカ、と煽りスタンプを添えて送信する。




最寄り駅を知らせるアナウンスが車内に響いて、俺は電車を降りた。



家までの道を歩いてると、優花から『ホンマそれ』とウサギが言ってるスタンプが送られてくる。


そっちが連絡して来たんだろってツッコミがないあたり、優花らしい。






今ぐらいの距離感が良い。

予備校で隣に座るだけのお友達。

それ以上は近づかない。絶対。





『じゃあまた予備校で〜』



スマホをポケットに戻して、家の門前で足を止める。



俺は一息ついて、中に入る。