唯くん、大丈夫?

「…はい!」






私は顔を真っ赤にしたまま、体操選手のごとくバンザイして成功を表明した。





「…」





唯くんは、無表情だ。





「…もっと」




「え」




「足りない。もっとして」




私のバンザイした手を難なく捕まえると、今度は自分の首の後ろに回させた。

そのまま唯くんにまたがる形でヒョイッと私を膝の上に乗せる。



こ、これは、なんか、なんというか、エッチな体勢だな…!?







「もっとちゃんと。いっぱい、して」







唯くんは意地悪く口角をあげると、また「ん」と言ってキスする数センチ手前で顔を傾けて待つ。





「〜〜〜!!」





も、も、なん、?なんのいじめ??


もうとっくにキャパオーバーしてる。




こんなちょっと動いただけでキスしちゃう距離で止められたら、どうしようもない。







「早く、して」






吐息混じりに囁かれる。






私は訳わかんなくなってギュッと目を閉じ、唯くんに促されるまま唇を押し付けた。