唯くん、大丈夫?

「…」


 


唯くんはじー…と私を見て待っている。




「う、上書きって…、え、えぇ…?」




わ、わたしから、唯くんにキスしてって、こと…??




む、無理無理、


無理だよ


無理無理無理無理無理無理無理無理





唯くんがうろたえる私の両手を自分の頬に添えさせた。







「ん」













ッぎゃぁぁぁあああああ!!












暴力!

これはキュンの暴力!

暴力反対!!








「ゆ、唯くん!ちょ、ちょちょっとま…!」


「早く、して」







私の手の中の唯くんは、目がグルグルする私と反対に超冷静でいつもの無表情で、

それがまたイケメンで恥ずかしくなって、目尻に涙がたまっていく。


そんな私に唯くんは観念してくれる気配はなく。




「うぅ…っ」




茹でたての真ダコになった私は、鼻血が出る前に終わらせなければと心を決めた。





少し顔を傾けて、唯くんのキレイな顔にそっと近づく。




…うわ、だめ、ごめんなさい神様ごめんなさい、

なんだろうこの背徳感?

頼まれたとは言え私なんかが自分から顔面国宝様にキスするなんて、セクハラじゃない??

あぁ、でも、でも、ここまできたからにはやるしかない…!













…ちゅ。